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原価と粗利

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取引は、費用を支払った後に何かが手元に残って初めて、受注する価値があります。easySales はすべての商談で、販売する額と作業にかかる費用を突き合わせるため、案件が終わってからではなく、進行中から粗利率を確認できます。このページでは、各数値の出どころと、粗利率が見込みか実績かの切り替わりを説明します。

原価の数値の出どころ:承諾済みの見積書の明細の原価が見積原価になり、発行済みでまだ請求されていない発注書が発注済み未請求原価になり、仕入先の請求書が実際原価になります。承諾済みの見積書各明細の原価発注書発行済み・未請求仕入先請求書仕入先からの請求額見積原価支出の見込み発注済み未請求原価発注済み・請求待ち実際原価請求を受けた額発注書を発行仕入先請求書を記録

商談のページには 利益 セクションがあります。先頭に 粗利率 があり、カッコ内に 見込み、実績、手入力 のいずれかの出どころが付きます。その横に 粗利 が表示されます。数値はすべて税抜で、自社の基準通貨で表示されます。その下の 2 つのブロックに数値があります。

  • 見込み(承諾済み見積書から)
    • 契約金額 — 承諾済みの見積書の税抜金額です。承諾済みの見積書がない場合は、商談の金額である 見込み金額 と表示されます。
    • 見積原価 — 取引の承諾済みの見積書にある明細の原価です。承諾済みの見積書がない場合は、商談に入力した原価が代わりに使われ、項目名は 見積原価(手入力) になります。
    • 見込み粗利率 — 契約金額から見積原価を差し引いた額を、契約金額に対する割合で表します。
  • 実績(請求書と発注から)
    • 売上(請求済み) — 取引の見積書から作成した発行済みの請求書の税抜金額です。それらに発行したクレジットノートは差し引かれ、取り消した請求書は含まれません。
    • 実際原価 — 取引の発注書に対して記録した仕入先の請求書です。
    • 発注済み未請求原価 — 取引の発行済みの発注書のうち、仕入先からまだ請求されていない部分です。
    • 原価合計 — 実際原価と発注済み未請求原価の合計です。
    • 実績粗利率 — 売上から原価合計を差し引いた額を、売上に対する割合で表します。
どの粗利率が表示されるか:取引に請求済みの売上と、少なくとも 1 件の発注書または仕入先の請求書ができるまでは見込み粗利率、その後は実績粗利率です。どちらも、理由を付けて手入力した粗利率に置き換えられ、これは解除できます。見込み粗利率見積原価から実績粗利率請求済み売上 − 原価粗利率の手入力理由が必要 · 解除できる請求済みかつ仕入済み手入力手入力
  1. 販売の間。 粗利率は 見込み です。契約金額から見積原価を差し引いた額です。
  2. 仕入の間。 発注書を発行すると、その金額が発注済み未請求原価に移ります。仕入先の請求書を記録すると、実際原価に移ります。どちらも実績粗利率に算入されるため、発注した時点で、請求書が届く前でも粗利率は下がります。
  3. 請求と仕入が済んだら。 取引に請求済みの売上と、少なくとも 1 件の発注書または仕入先の請求書がそろうと、粗利率は 実績 になります。見積書に原価がないサービス案件は、請求した時点で 実績 と表示されます。
  4. より正確な値がわかったら。 商談を編集できる方は、粗利率を手入力(すでにある場合は 手入力の粗利率を変更)を選択し、粗利率(%) と 理由 を入力できます。粗利率は 手入力 と表示され、変更は 履歴 に記録されます。手入力の粗利率をクリア で解除できます。数値を閲覧できる方には、計算上の粗利率 が並べて表示されます。
  • 売上がゼロの場合、easySales は割合を表示しません。
  • 請求書が取引の売上に含まれるのは、その取引の見積書のいずれかから作成した場合だけです。
  • 原価のない見積書の明細行は見積原価に含まれず、その件数がセクションの注記に表示されます。
  • 外貨の金額は、各書類に保存されたレートで換算されます。レートのない書類は評価されず、換算できません と表示されます。レート 1 として計上されることはありません。
  • 原価の数値が表示されるのは、すべての発注書を一覧表示できるロール(Purchase(発注)の List(一覧)が All records(すべてのレコード))の方だけです。売上には、すべての請求書(Invoice(請求書)の View(閲覧)が All records)と顧客の閲覧が必要です。見積の数値には、取引のすべての見積書の閲覧が必要です。閲覧できない数値は、ゼロではなく表示から除かれます。
  • ロールで請求書を閲覧できない場合、粗利率は常に 見込み と表示されます。
  • 商談一覧の 粗利率 の列には、利益 セクションと同じ粗利率が表示されます。
  • 粗利率 — 利益を、それぞれの基準額に対する割合で示したものです。見込みの間は契約金額、実績になると請求済みの売上が基準です。
  • 原価合計 — 実際原価と発注済み未請求原価の合計です。請求済みかどうかを問わず、取引のために購入したすべてです。
  • 上乗せ率 — 利益を原価に対する割合で示したものです。easySales では表示しません。
  • 発注済み未請求原価 — 発注書を発行したことで、請求書が届く前に支出が決まっている金額です。
  • 見込み粗利率が高いのは予測であり、結果ではありません。発注書を発行したら、もう一度確認してください。
  • 売上は常に税抜です。仕入にかかる税は、仕入税額控除の対象でない場合に限り原価に含まれます。
  • 仕入先への支払いを記録しても、原価は変わりません。原価は仕入先の請求書に従います。

商談を開き、利益 セクションを確認します。発注書は発注書から作成し、仕入先の請求書は各発注書に記録します。

この仕組みの理由

見出し:この仕組みの理由

粗利率は販売額を基準に測ります。 粗利率は利益を売上で割るもので、損益計算書と同じ考え方なので、取引の数値を自社の会計と直接比較できます。上乗せ率は原価で割るため、同じ取引でも高く見えます。原価 SGD 11,000.00 に対する利益 SGD 9,000.00 は、上乗せ率では 81.82% ですが、SGD 20,000.00 に対する粗利率では 45% です。

発注は請求書が届く前から数えます。 発注書を発行した時点で、支払うことに合意しています。それを発注済み未請求原価として数えることで、仕入先の請求書が数週間後に届いてからではなく、まだ手を打てるうちに取引への影響が分かります。

すべて税抜です。 お客様に請求する GST は税務当局のために預かるもので、控除できる仕入税額は最終的に自社の負担になりません。粗利率に含まれるのは、実際に自社に残るお金と自社から出ていくお金だけです。

閲覧できない数値は、ゼロにせず除外します。 閲覧できる請求書や発注書だけから作った粗利率は、正確に見えても誤っています。easySales は、数値のすべての構成要素を閲覧できる方にだけ、その数値を表示します。

効率よく使うコツ

見出し:効率よく使うコツ
  • 見積書の明細行に単位原価を入力します。 承諾済みの見積書の明細の原価が 見積原価 になるため、お客様が承諾したその日から見込み粗利率が表示されます。明細行を参照してください。
  • 請求書は見積書から作成します。 取引の売上に含まれるのは、その取引の見積書から作成した請求書だけです。請求書の作成を参照してください。
  • 発注書は商談から作成します。 商談の 発注書 タブの 新規発注書 を使うと、商談が自動入力されます。発注書を参照してください。
  • 仕入先が全額を請求しない発注書はクローズします。 発注書をクローズ で未請求の分が解放され、発注済み未請求原価に数えられなくなります。
  • 一覧で取引を比較します。 商談 の一覧の 粗利率 の列に、各取引の粗利率が出どころとともに表示されます。商談を参照してください。

Lim & Co は Harbour Café の内装工事を受注しました。承諾済みの見積書は税抜 SGD 20,000.00 で、明細の原価は SGD 11,000.00 です。利益 セクションには、粗利 SGD 9,000.00、粗利率 45%(見込み)と表示されます。9,000.00 ÷ 20,000.00 です。

Mei Tan が、大工工房への発注書を SGD 10,500.00 で発行し、見積書から税抜 SGD 6,000.00 の着手金の請求書を作成します。取引に売上と発注書がそろったので、粗利率は 実績 になります。SGD 6,000.00 から発注済みの SGD 10,500.00 を差し引いた SGD −4,500.00、−75% です。これは損失ではありません。作業の大部分がまだ請求されていないためです。

その後、Lim & Co が残りの SGD 14,000.00 を請求し、工房は棚を 1 つ追加した分を加えて SGD 10,800.00 を請求するので、発注済みの残りはなくなります。粗利率は 実績 で、SGD 20,000.00 から SGD 10,800.00 を差し引いた SGD 9,200.00、46% です。

Daniel Lim のデザインのみの案件は SGD 3,000.00 で、見積書に原価がありません。請求すると、粗利率は 実績 で SGD 3,000.00、100% と表示されます。フリーランサーの作業 2 日分がかかっていることがわかっているので、理由を「Freelance drafting, not ordered through easySales」として、粗利率を 80% に手入力します。

完了後のクレジットノート。 内装工事のパネルが 1 枚破損していたため、Mei は最終請求書に税抜 SGD 500.00 のクレジットノートを発行します。売上(請求済み) は SGD 19,500.00(20,000.00 − 500.00)、粗利 は SGD 8,700.00(19,500.00 − 10,800.00)に下がり、粗利率は 44.62%(実績)になります。8,700.00 ÷ 19,500.00 = 0.44615… を、パーセントの小数第 2 位に丸めた値です。

取引に含まれない請求書。 カフェは後でフロアランプを注文し、Mei は内装工事の見積書からではなく、顧客から直接 SGD 400.00 の請求書を作成します。この請求書はカフェの残高には含まれますが、内装工事の売上には含まれず、売上は SGD 19,500.00 のままです。

  • 粗利率と上乗せ率の違いは何ですか? 粗利率は利益を売上に対する割合で、上乗せ率は利益を原価に対する割合で示したものです。原価 SGD 11,000.00 で SGD 20,000.00 を販売した場合の利益 SGD 9,000.00 は、粗利率 45%、上乗せ率 81.82% です。
  • 商談の粗利率がマイナスになっているのはなぜですか? これまでに請求した額より多くの発注書を発行しているためです。発注済み未請求原価はすぐに数えられるため、請求を進めると粗利率はふたたび上がります。
  • 請求書が商談の売上に含まれないのはなぜですか? その商談の見積書から作成していない、まだ下書きである、または取り消されている、のいずれかです。請求書の作成を参照してください。
  • 見込み粗利率が空欄なのはなぜですか? 承諾済みの見積書のどの明細行にも原価がないか、承諾済みの見積書がなく商談にも原価がないためです。見積書の明細行に単位原価を入力してください。
  • 原価の数値が表示されないのはなぜですか? ご自身のロールでは、すべての発注書を一覧表示できないためです。原価の数値には Purchase(発注)の List(一覧)が All records(すべてのレコード)である必要があります。ロールと共有を参照してください。
  • 粗利率を自分で入力できますか? 商談の Edit(編集)権限があれば入力できます。粗利率を手入力 を選択し、−1000 から 100 までの小数点以下 4 桁までの 粗利率(%) を入力して、理由 を入力します。手入力の粗利率をクリア で計算上の数値に戻ります。